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   おもしろ台湾 トピックス 4  2005年12月〜2006年2月


   お 寺 の お 祭 り 

 通勤途中の中山北路の風林橋に選挙期間
 では無いのにやたら、旗が閃いています。
 

 近寄って見ると、お寺の名前が書いてあり
 ます。

 何かお祭り行事でもあるのかなと思い
 地図で調べましたら、車で家から約10分
 の所です。

 場所は至誠路二段です。








 ここがお寺の入り口のようです。
 お祭りのためか、色々な物が飾ってあり
 ます。


 お寺の名前は芝山岩恵濟宮で、お寺は
 どうも山の上にあるようです。
 


 









 階段を登る途中に芝山岩と書か
 れた古めかしい門があります。
 石門の周りには沢山の苔が生えて
 います。
 なんか時代を感じさせます。
















 

 階段を登る左右には色々な文字が刻まれて
 います。
 ”五倫を守って家庭は幸福” とか
 ”忍耐の2文字は身に宝が備わる”
 のような言葉です。
 ちょっと身に沁みます。
 みなさんはどうですか?

 ちなみに五倫とは
 一、父子有親(孝行)
 二、君臣友義(忠誠)
 三、夫婦有別(男女の役割)
 四、長幼有序(上下の秩序)
 五、朋友有信(信義)


 約200段の階段を登ると、お祭りの為か
 約10mの高さの仏教の飾り人形があります。
 この人形、動物は総て電気仕掛けで動いて
 いるのが面白いところです。
 遊園地では無いのでここまでする事はない
 のに、と感じました。

 沢山の人がお供え物を持って境内に入って
 行きます。
 







 
 境内はいつもの、お祈り風景なので、
 そのまま先に進むと西遊記に出て来る
 石の像がありました。左から、孫悟空、
 三蔵法師、猪八戒、沙悟浄
と並んで
 います。


 更に詳しく知りたい方は下記の
 HPへどうぞ。

 芝山岩 恵濟宮の紹介








 更に上に登ると芝山岩事件があった芝山公園に出ます。
 ここは見晴らしも良く、聞くところによると、蒋介石の家を守るために、砲台があったようで、
 砲台の跡もあります。
 近所に住んでいても、意外と有名な史跡も知らない事もあり反省です。
 芝山岩事件は下記HPへどうぞ。

   芝山岩事件


  横 断 幕 の 好 き な 台 湾


 天母高島屋近くに大きな運動公園があり、
 テニス、野球、サッカーなどが楽しめます。
 最近、体育学院が出来るようですが、この
 運動公園を体育学院の運動場にする案が
 持ち上がっています。
 庶民が今まで自由に使用していた運動公園
 が使えなくなるようです。
 反対のため署名運動をしている横断幕です。







 鳥インフルエンザの話題で、毎日のように
 TVニュースが取り上げています。
 特に中国には100万人とも言われる
 台湾人が仕事のため中国に駐在して
 います。
 横断幕の内容は鳥インフルエンザの
 感染を防止するため、家禽(かきん)類に
 触ったり、食べたりしないよう注意する
 横断幕です。










 読書を愛好する人に対して、蚤の市を
 開催する横断幕です。
 内容は外国の書物を、「お互いに交換し
 ましょう」


 この横断幕の文字の中に日本語の”の”
 文字があります。
 台湾人は、この”の”の文字が大好き
 です。台湾に来たばかりの時はなんで
 ”の”が多いのか、または中国語に
 ”の”と言う似た字があるのかと思い
 ました。中国語を勉強していくうちに、
 やっと分かりました。

 ”の”は中国語では”的”の漢字の意味と全く同じのため、しゃれで日本語の”の”を使う
 ようです。面白い習慣です。でも、あちこちに横断幕があるので景観も台無しです。
 なんとか他の方法は無いか思案して欲しいところです。


  歳 末 ト ピ ッ ク ス

 その1
 今年の旧正月(春節)は1月29日、約2週間前になると台湾の人達は何となくそわそわして
 います。いろいろな商店、デパート、スーパーも歳末商戦が始まっています。
 スーパーに日用品を買いに行ったら、スーパーの入り口付近にはお正月用品が沢山並んで
 います。キャンディー、チョコレート、果物セットなどです。
 血縁関係を大切にする台湾人は親戚回りをして、子供達には日本のお年玉に相当する
 紅包(ホンパオ)とお菓子をあげる風習があります。

 スーパーの入り口付近に見かけた妙な形の
 商品が並べてあります。たしか、以前にこの形
 は、レストランの入り口付近とか、レジの
 出口で見たような気がします。
 おもしろそうなので1個(159元)購入しました。

 なんでこんな形をしているのか理由が全く
 分かりません。ケースに書いてある圓寶の文字
 を頼りにネットで調べました。
 




 

 これは中国の古代から清朝時代まで貿易に
 使われた純金貨幣の形状です。
 現在ではこれを飾ると財運アップになり、
 風水では財運のシンボルになっています。
 蓋を開けるとお菓子が入っていました。
 お菓子だけにしては値段が高いような気が
 します。しかし、ちょっと待てよ財運がある
 でしょう!

 よし、今年から財運アップするかもしれません。
 さて、私の家では何処に置くと良いのか分かり

 ませんが、とにかく入り口付近に置いて、早くお金が入って来るよう祈ってみましょう。

 その2
 日本から友人が遊びに来て、迪化街に乾物を買いに行きたいと言われました。
 乾物街の迪化街は歳末時には、お正月料理を作る材料の買い出しのため、非常に
 混み合います。
 ちょうど上野にあります昔のアメ横の歳末風景に良く似ています。

 
 人混みに押され、乾物を見ながら歩いていると、
 道の真ん中に乳牛の縫いぐるみを着たおじさんがなにやら
 叫んでいます。



















 このおじさんの後ろ姿です。
 何を売っているのか良く分かりません。おじさんが持っている
 商品を頼りに店をのぞいて見るとミルクキャンディーでした。
 私にとってみれば、このおじさんが呼び込みをするより巨乳の若い
 女の子の方が販売アップになるような気がします。














  その3
 さらに先に押されながら進んでいる
 と、正月の飾り物を販売している
 お店に来ました。



















 色々な飾り物があります。提灯、
 開運の色紙のようなもの。
 爆竹のお化けのような大きい物も
 あり、危なそうであまり近づきたく
 ありませんね。
 売り子さんは皆、袢纏を着ています。
 たしか袢纏は日本の昔の着物
 だったと思いますが..
 まっ、堅い事は抜きにしましょう。










 次の週に、林森北路から少し入った海鮮料理屋さんの
 入り口に、こんなに大きな爆竹が置いてありました。
 ご丁寧にも導火線まで付いています。
 誰か導火線に火を付けないでください、と祈りながら
 足早に通り過ぎました。
 日本のお正月では、料理屋さんの入り口には情緒の
 ある門松になりますが、台湾では爆竹ですから
 文化の違いは大きいの一言。でも元気があって
 良いのかなと思う時もあります。
 










 地 下 道 入 り 口 の お も し ろ デ ザ イ ン

 通勤途上の中山北路、園山ホテルの近くに、新しく道路を横断する地下道が
 出来ました。
出入り口は鉄製の角材で出来ています。何時も通る道なので
 長い間鉄骨の状態のままなので気にしていました。
 先日、この地下道から人が出入りしているのを目撃しました。あれ〜この格好で完成? 

 同じ寸法の鉄の角材を使って
 出来ています。
 写真では分かりにくいのですが
 周りは約8mm厚さの透明な
 ガラスで囲ってあります。













 この写真が反対側の出入り口です。
 形状は2カ所共に同じような形状です。
 丸く見えるのはサークラインの蛍光灯です。















 地下へ入って見ると、まだ出来たてです
 からコンクリートの壁は綺麗です。
 この地下道の中も同じ鉄骨でデザイン
 され、そして側面はガラスで囲われて
 います。
 鉄の角材とガラスに対してかなり凝った
 デザインですね。













 夜になるとガラス張りの出入り口ですから
 蛍光灯は丸見えです。
 このため、夜見ると異様な感じがします。













 これで本当に完成なのでしょうか。何かのオブジェかも知れませんが、
アイデアが奇抜過ぎて私には到底理解出来ません。皆さんはどう感じられますか?


  倒 福 

 ご近所で、旧正月の時に玄関のドアーに飾られています
 色紙です。良く見ると上の”福”の字と下の”春”の字が
 両方共に逆さまに貼られています。
 台湾に来た頃は隣の家のドアーも逆さまに貼られていた
 ので、親切心から正常な向きに直してあげようかな、と
 思いましたが、何か意味があるかも知れないので
 そのままにしておきました。
 
 この字を逆さまにする意味ですが、まず読み方は
 倒(ダオ)、福(フー) ダオフーと読みます。
 倒は逆さまと言う意味で、福は日本語と同じ福の
 意味です。
 もう一つ同じ発音で到(ダオ)があり、この意味は
 ”来る”と言う意味です。福の字が逆さまになっている
 ので”倒福”としゃれで使います。福がやって来る意味に
 なります。
 春も逆さまになっていますので春が来る意味になります。

 もし、皆さんが逆に貼られている色紙を見ても、
 親切心で正常な位置に直さないようにしてください。
 勿論、総て逆さまに貼っていませんので余計に
 厄介ですね。





  あっ!招き猫がポールの上に

 縁起を担ぐのが好きな台湾人、日本の元祖である
 招き猫が道路にまで、出ているとはまいりました。
 場所は中山北路7段にあります洋服店の前です。
 台湾でも、日本料理屋、スナックなどは日本人のお客さんが
 多いので、入り口付近には招き猫がいるのは理解できます
 が、日本人とあまり関係しないような中華料理屋さん、
 衣料品店、小さなスーパーなどの入り口付近でも良く
 見かけます。
 むしろ、日本に居る時より台湾の方が招き猫を見る機会が
 多いような気がします。本当に縁起を担ぐのが好きな
 台湾人ですね。
 
 招き猫は1800年代から造られ始めたようですが、台湾にも
 こんなに広まるとは招き猫も予想外でしょう。一度招き猫に
 聞いてみたい気がします。







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