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                  2008年11月〜2009年5月
 
  陽明山温泉の湯元を訪ねる
 
 陽明山は台北市街から車で約40分と近く、季節の
 草花を楽しむことが出来ます。また、温泉地でも
 あり、金曜日の夜から日曜日まで、沢山の人が
 訪れています。

天母北路からこの交差点を行義路へと右に
 進むと陽明山の入り口になります。

  坂道を登って行くと沢山の温泉宿の看板が
 出ています。
















更に進むと、右側に下る道がありますが、車ではあっと言う間に
 通り過ぎてしまいそうな道ですが、この下りの道が陽明山温泉の
 湯元の入り口です。

入り口の付近から下を見ると湯元の景色が見えます。

急な坂道を下りて行くと、ふもとには休憩所、トイレなどの
 設備があります。

この湯元には看板があって、ここの地名は龍鳳谷温泉
 と言う名前が付いています。
 
 この案内看板の説明によると、温泉の俗称は
 白硫泉或いは星湯と呼ばれ、温度90℃、PHは
 2〜3と腐食性が強く、火山噴火口の遺跡と
 書かれています。温泉の蒸気の噴出口には
 硫黄の結晶が沢山存在しています。

温泉の蒸気が噴出しているのが見えます。












 龍鳳谷温泉を後にして、更に道を上って行くと惇敍高校のバス停に
 着きます。
龍鳳谷ハイキングコースの案内看板があります。足腰を鍛えるのは
 良いかも知れませんね。(私はパスしました)
バス停の近くには北投に通じる道があり、この交差点には沢山の
 新鮮な野菜を道端で販売しています。


交差点を左に下って行くと、北投の温泉を貯めて
 いると思われる場所が見えます。

道端で販売している野菜は名前が良く分からない
 野菜が多く、迷ってしまいますが、里芋と大根を
 買いました。今夜の料理は新鮮な野菜と行き
 ましょう。

 

  北海岸を回る

 今日の天気は晴れ、海岸通りを走りたくなり、北風が強い日でしたが約半日を掛けて北海岸を回りました。
 行程は淡水−三芝−石門−金山です。
 WEBを調べたら見学する所は沢山ありますが、
 全部を見る時間も無いので、要所だけにしました。

 参考にしましたWEBサイトはここ



     淡水を抜けて三芝近くになると、海岸が見えて来ます。

ほとんど人が居ない白沙湾ですが、真夏は
 海水浴の人でごった返すようです。
 何も無いので少し寂しい感じでした。


                       今回のツーリングの主な目的の富基漁港です。

 富基漁港は蟹が有名で、今のシーズンは毛蟹が
 沢山捕れるのか、漁港近くの道路端でも毛蟹を
 売っています。

 富基漁港は台北に近いので、以前は台北へ魚介類
 を直送していたようですが、観光漁港にも最近は
 力を入れているようです。

この人達は毛蟹を指さししながら値段交渉を
 しています。ここで買った魚介類はこの裏手にあり
 ますレストランで料理をしてもらえるようです。
 きっと新鮮で安くて美味しいでしょう。
 中華式海鮮料理でしょうから、一人だけで食べる
 のは無理ですね。日本のように 一人前定食
 メニューなどがあったら最高ですね。






驚くほどに豊富な魚介類が並んでいます。
 でも魚の種類が多いので、自分で料理するには
 魚の名前と料理方法から勉強しないと
 いけませんね。















 夜が更けるほどに参拝客が増えると言われています
 十八王公廟です。詳細はここ                   十八王公廟の裏山には台湾電力の大型風力
   発電機が見えます。この場所から
11月10日の
   夜間に強風で座礁したパナマ船籍の貨物船
   「Morning Sun」の座礁した状況が良く見えます。
   座礁により重油が流れ出し、この近辺の海岸
   が汚染されて処理が大変だったようです。



 台湾電力の風力発電機です。ここは観光地になっていて、風力発電機を真下から見上げる事が出来ます。


 ポールの高さが40m以上もありそうな大型ですが、
 真下から見ると凄く大きいのでビックリさせられます。
現在の発電量とか積算発電量を表示しています。
 子供達の学習にも貢献していますね。

 今回の全行程の走行距離は107Kmでした。
 バイクだと、ちょこちょこと停まって見る事が出来る
 ので、折り返す時間を忘れてしまいそうでした。


  平渓の観光地を巡る
 
 台北縣平渓郷では1918年に
 鉄道路線が着工されました。
 このため平渓線の付近には
 沢山の観光地があります。
 例えば、東洋のナイヤガラと
 呼ばれる十分瀑布、昔の街を
 再現した十分老街、1947年に
 出来た静安吊り橋、旧暦の
 1月15日に行われるランタン祭り
 (元宵節)、1967年から始まった
 炭坑の台湾煤礦博物館、
 海抜757mの五分山から見る
 すばらしい全景など多くの観光
 名所があります。

 今回は静安吊り橋と台湾煤礦
 博物館の二ケ所を見学する事に
 しました。

 天母から平渓を観光した往復の
 走行距離は116Kmでした。
ピンクのマークが走行地点です。

 *Googleマップから転載
 バイクツーリングのルートは台北市天母−忠孝東路−南港路−汐平路−平十公路−平渓観光です。

 南港路の汐止から汐平路に入り、最初の頃は
 狭い道なので、かなり山道は大変だな〜と
 想いつつ、10分近く走ると広く綺麗な道路
 になります。休憩所の看板を見て、休息のため、
 中に入ると、お寺の道場らしき場所に到着します。
 柿のような大きさの果物が天干しされています。


 山道を更に上って行くと、道の右側に観音様が沢山鎮座
 しています。
 3分ほど先に進むと大きな観音様がありました。
 道の脇に観音様があるとは、やはり仏教国ですね。













 日光のいろは坂を上るような山道になり、
 コーナリングを楽しんでいる大形バイクや、
 スポーツサイクリング車と時々出会います。
 車やバスは高速道路を利用して平渓へ行く方が
 早いので、ほとんど出会いません。
 
 山道ですが道路は非常に整備されていて、
 バイクに取っては最高のツーリングルートです。
 バイクで走っていると、森林の湧き水を通過して来た
 ような冷たい空気に時々遭遇し、車では到底
 味わえない最高の清涼感を感じます。

12,000ヒット記念写真と同じ場所から、別の角度
 で撮影しました汐平路の頂上付近の写真です。




 汐平路を下り、平十公路へ入る途中の景色です。  単線の平渓線の線路が見えてきました。



平十公路側から見た十分駅です。電車が来る時刻
 では無いようなので、駅には人はまばらです。

 十分駅のすぐ傍にある静安吊り橋に到着しました。


 この静安吊り橋の長さは128mあり、1947年に建築されました。
 この吊り橋は以前炭坑会社の所属で、石炭を台車で運ぶ為に
 建築されました。廃山後は民間に開放され、1993年、1998年に
 整備されました。この吊り橋の上から基隆河や古い街並みを見る事が
 できます。
 
 でも残念ながら写真では見にくいのですが、整備中で吊り橋を渡る
 事が出来ませんでした。
 
  この吊り橋の付近から平渓線の線路を渡る狭い通路のような場所が
 あり、線路を渡ると前方に十分駅がかすかに見えます。
 

 ワンちゃんがのんきに
 散歩していますね。














一般的に、老街の中心は道路を挟んで両側にお店が並んでいますが、面白い事に十分老街は
 線路の両側に、このように近接して商店街が並んでいるので、他の老街とは全く違う風景になりますね。
 電車が来たら皆さんどうするのかと心配していましたが、電車はやって来ませんでした。
 ランタン祭り(元宵節)用の手作りランタンを売っているお店です。



 十分老街を後にして、10分ぐらい走ると台湾煤礦
 博物館に到着します。あれ〜何か炭坑らしく
 無いな〜と想っていたら、ここは博物館に入る
 切符売り場だけです。


 切符売り場の右側には一つ目小僧と呼ばれる
 トロッコを引っ張る電気機関車が放置されています。



 放置されたトロッコの右奥に見えるのは採掘された
 石炭と石ころなどを選別して、石炭だけを外部に
 運び出す建物です。

 切符売り場から約5分ほど山を登ると博物館に到着
 します。
 博物館の中にトロッコに乗車出来る整備された
 電気機関車があります。
 この電気機関車は1939年に日本から輸入された
 台湾で初めての電気機関車です。4台輸入されて、
 4台の部品から使える部品を集めて、現在は2台が
 動いています。60年間も良く働いた一つ目小僧と
 呼ばれる骨董品級の貴重なトロッコです。

 台湾煤礦博物館のWEBサイト(中国語)



炭坑の入り口とトロッコの線路が見えます。      博物館の入り口付近には当時の写真と炭坑内の
                                   模式図が展示されています。

博物館内のスライドショーで館内の様子です。(写真をクリック) *音楽が鳴ります。


以前から一度は乗ってみたいと思っていたトロッコ
動画です。(写真をクリック)

トロッコは線路の上を走るのでスムーズに走ると思って
いましたが、上下左右にかなり揺れます。


 乗り物が好きなせいか、トロッコに乗ると子供の頃に一瞬帰ったような楽しい気分が味わえました。

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