オヤジライダー台湾を走る  チョット改造編                                 Home





 



  バイクを購入した切っ掛け
 

  中古で購入した50ccのスクーターを乗っていましたが、故障が多くなり、新しく買い換えようと思案して
 いました。
 台湾ではスクーターばかりで、どのメーカーもデザインは似たり寄ったりなので面白くありません。
 思い起こせば、高校時代に友人から中古で購入したスズキ125ccのバイクの事が記憶によみがえりました。
 バイクの免許も取らないで乗っていたため、3回も警察の臨検に引っかかり、4回目の違反になると、
 学校に通知すると脅され、バイクを手放しました。この時以降バイクには乗っていません。

 この思い出から、スクーターでは無く、バイクにしようと決めてWEBページを検索すると、台湾では
 3社がバイクを製造しています。とにかく、高校時代以来のバイクの運転になるため、オヤジライダーでも
 気楽に乗れるバイクを探しました。
 当然、今度はバイクの免許を取りました。免許の名前は普通重型機車(250ccまで乗れます)です。
 購入したバイク:メーカー、三陽工業(SYM) 
 排気量:125cc 5段ミッション 、バイクの名前:野狼傳奇RII 125 詳細は
ここ

 
 スクーターに比べてタイヤの直径が大きいので乗り心地はバッグン、クラッチ操作、ギヤチェンジと
 遊び心をくすぐられます。
 購入した標準のバイクのままでは面白く無いので、チョットずつ自分好みへとカスタマイズする事にしました。

  チョット改造編 1
 
 LEDのブレーキランプを追加しようと台北市内の自動車アクセサリー店を3軒回りましたが
 販売していません。特に台湾では自動車、バイク関係のDIY店が少なく、日本と違ってバイク専門のDIY店は
 台北市内では少ないようです。たまたま光華市場に行ったら、自転車用のLEDバックランプを見つけて、
 購入しました。(79元、約250円) これを改造すれば良いと考え改造検討に入りました。
 

         前 面                    後ろ側

 中を見ると5個の赤色LEDが入っています。後ろ側には単三電池2本を入れる蓋と右側には点滅条件を
 変える押しボタンがあります。ボタンを押す毎に7種類の点滅条件が選択出来ます。かなり点滅条件が
 多くて、サービスが良いですね。でも、私の場合はブレーキランプなので意味がありません。
 バイクの電源電圧12Vを3Vに落とすだけでは、ボタンを手で押さないと光りませんので、回路変更が
 必要になります。

  中を開けて見るとプリント基板の上には5個のLEDがあります。

 基板の裏側には点滅パターン用IC、押しボタンスイッチが見えます。
 ICとスイッチを外して、LED基板の配線パターンだけを使用して、
 新たに回路を組む必要があります。

 ブレーキを掛けた時にLEDが光るだけでは面白くありませんので、ブレーキを掛けた時は点滅する
 回路にしました。LED点滅用ICをWEBページで見つけ、購入するために光華市場を3軒回りましたが、
 手に入りません。
 結局、日本の友人に頼んで購入して戴きました。ICの仕様はここ
 

 このICは最大でLEDに20mAしか
 流せませんので1個のLEDしか点滅
 できません。このため、トランジスター
 を追加して5個のLEDをドライブする
 回路にしました。















  改造しました基板です。                  再組み立て完成品です。


 バイクに取り付けた点滅ブレーキLEDランプ

 チョットした改造により、バイクが自分好みの仕様に
 なってくるので、バイクを乗る楽しみが倍増します。
 


  チョット改造編2 USB用電源の取り付け
 
  外国人にとって、台湾の道路標識が場所により、いい加減なので困っている人も多いと思います。
 例えば、高速道路へ行くために、道路標識に従って運転していると、途中から標識が無くなり、
 分かれ道なのに、どちらへ行けば良いのか途方に暮れる時があります。もう一つの例では、
 台北県に入って、台北市へ戻る時に、台北県内の地名の道路標識ばかりなので、地名だけでは
 台北市への方向が分からず、これも困りますね。

 バイク運転の場合は、私のバイクの排気量では車専用道路は走れませんので、車と違い更に
 ややっこしい道を走らなければなりません。
 小型のGPSを3年前に車用として買ったので、これをバイクに取り付ける改造を行いました。

 私のGPSはUSB端子を用いて外部から充電するようになっています。
 車用シガレットソケットを用いた充電器アダプターを改造して、バイクに取り付ける事を思いつきました。 
 小型の電動ハンディカッターで外側のケースの樹脂を切り取ります。
              充電器アダプターから取りだした基板
        基板の裏側












 充電回路は2個のスイッチングICを用いた複雑な充電回路となっています。
 基板をビニールシートで絶縁      分岐コネクター

 この基板にUSBソケット付きの電源線を
 半田付けして、ヘッドランプ金属ケース内に
 入れます。ショート防止のため、基板の
 外周を厚手のビニールシートでカバーします。

 電源基板をヘッドランプケースに入れて
分岐コネクターを用いてバイクの電源線に
 接続します。




 分岐コネクターで
 接続した状態
 

 ヘッドランプケースの
 下側にある穴から
 USBコードを取り
 出した写真













 以上でバイクの電源からUSB電源の取り付けは完了です。
 次にGPSをバイクに取り付けるアダプターが必要になります。光華市場で見つけた170元(約500円)の
 アダプターです。


 これでやっと完成しました。


  チョット改造編3 ブレーキランプの再改造

 自転車用のLEDバックランプをバイク用にブレーキランプとして8ヶ月前に改造しましたが、最近になって、
 スタイル的に後ろ側に飛び出しているので、何となく改造したいと思っていました。
 たまたま行った林森北路のスナックが周年記念日で、運良く記念品としてLED懐中電灯をもらいました。
 もらった瞬間に、これをブレーキランプに改造したいと思い、ママにお願いしてもう1個戴きました。

記念品の中身はLED懐中電灯、電池、携帯用ポーチが
 セットになっています。私の趣味に合うプレゼントはとても
 嬉しいですね。

 白色LEDが9個も入っています。かなり明るい懐中電灯です。    分解して取り出した状態です。
   今回の回路図です。

 電池ホルダー受け用のスプリング
 を半田で外して、9個の白色LEDを
 赤色LEDに取り替えます。





 以前に製作したLED点滅用のICは点滅周期を選ぶだけで、自分の気に入った点滅周期、
 ON、OFFの時間が自由に変えられないので、今回はタイマーICを使いました。電源入力側にはバイクの
 発電機の電気ノイズにより点滅周期が乱れないよう、ローパスフィルターを追加してあります。



 懐中電灯からリード線を引き出した
 写真です。

電子部品をプリント基板(3x3.5cm)に組み立てた状態 これを小型の蓋付きプラスチックの
 ケースに入れます。中央の線がバイクのブレーキ用電源線で、両側の線がLED懐中電灯に接続されます。


 バイクのシートパイプの左右に取り付けた点滅式の
 LEDブレーキランプが完成しました。

 F15イーグルジェット戦闘機の双発ジェットエンジンの
 噴射口を思い起こさせる出来栄えとなりました。
 (かなり大げさですね)
 








  泥よけフェンダー周りの改造

 三陽工業(SYM)野狼傳奇RII 125を購入した切っ掛けは
 全面のライト周りとメーター類がごつくて、映画俳優のスティーブ
マックイーンの映画”大脱走”に出てくるバイクに憧れたのが原因の
 一つでもあります。スティーブマックイーンの乗っているバイクは
 イギリスのトライアンフのメーカー製です。(トライアンフとバイクの記事)

 2年前に購入したバイクはチョット改造していましたが、前方と後方の
 泥よけフェンダー周りがイマイチ飽きて来たので、3ヶ月ほど前から
 改造のため部品を購入し、少しずつ改造をして来ました。
 改造は部品購入のみで、後は総て自宅近くの駐車場で行いました。




    このようにフロント側の泥よけ
    フェンダーを交換しました。











後方の泥よけフェンダー
 を取り外して、シートの
 下になりますが、鉄製の
 短いフェンダーに交換
 しました。LEDの尾灯と
 ブレーキランプを交換。
 方向灯も新たに交換
 しました。

 後方の物入れバックは
 自転車用のサイドバックを
 改造して取り付けました。



鉄製フェンダーの両側に
 青色LEDのテープライト
 を取り付けて視野性の
 向上とカッコ良さを
 アピール!

 夕方に撮影した青色
 LEDが点灯している 
 写真です。





 青色の閃光を発したバイクが疾走しているのを見たら、おもしろ台湾の管理人ライダーと
 思ってください。(冗談が好きですね)


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